青木祐奈が現役引退へ 会見で号泣「この景色も最後だな」 フリー後に「もういいかなと。満足した。これ以上嫌いになりたくないから」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)
女子フリーが行われ、青木祐奈(MFアカデミー)は194・07点で競技を終えた。冒頭の3ルッツ−3ループができず、ルッツで着氷が乱れて単独に。後半の3回転ルッツで転倒した。それでも最後に3フリップ−3ループを入れ、意地を見せた。
フリー後には「競技を離れてもアイスショーで滑れたら。もういいかなと。全日本終わったら決めようと思っている。これ以上ない練習をしてきて、これまでかなと。満足した。これ以上嫌いになりたくないから」と、引退を示唆した。会見では号泣し「この景色も最後だな」と話した。
青木は昨年11月のNHK杯で5位に入り、今年3月の日大卒業を区切りに考えていた競技からの引退を翻意。現役を続行し、今年のNHK杯では3位に入ってGPシリーズでは自身初の表彰台に立っていた。