エア・ドゥ労働組合 グランドスタッフのスニーカー着用要求へ
北海道を拠点とする航空会社「エア・ドゥ」の労働組合は、ことしの春闘で、空港で乗客の案内などにあたるグランドスタッフについて、労働環境の改善に向け、現在、制服として指定されている革靴以外に体への負担が少ないスニーカーの着用も認めるよう経営側に要求する方針を固めました。
空港で乗客の案内やチェックインカウンターの業務などにあたるグランドスタッフは、全日空と日本航空の大手2社のほか、エア・ドゥでも黒色の革靴を着用することが指定されています。
ただ、グランドスタッフは、長時間の立ち仕事に加えて広いターミナル内を走り回ることも多く、重い荷物を持つなどといった業務も担うため、エア・ドゥの労働組合はことしの春闘で、体への負担を減らそうと現在、制服として指定されている革靴以外にスニーカーの着用も認めるよう経営側に要求する方針を固めました。
このほか、労働組合はことしの春闘で4%のベースアップなどを含む要求を27日にも経営側に提出する方針で、人材の定着に向けて賃上げや労働環境の改善につなげたい考えです。