「万里の長城」で20代の日本人男女が“尻出し”写真撮影 中国当局が拘束、強制退去処分に
世界遺産である中国の「万里の長城」で、20代の日本人の男女が尻を出して写真撮影をしたとして中国当局に拘束され、強制退去処分となっていたことが分かりました。
複数の関係者によりますと、今年1月初め、中国・北京にある「万里の長城」で、旅行のため中国を訪れていた20代の日本人男性が尻を出し、それを一緒にいた20代の日本人女性が写真撮影しました。
2人はその場で警備員らに拘束され、治安管理処罰法違反にあたるとして中国当局に、およそ2週間、拘留されたということです。
現地の日本大使館が面会などを行い、対応にあたりましたが、2人は「悪ふざけでやった」という趣旨の説明をしたということです。
2人は、その後、強制退去処分となり、日本に帰国しました。
中国人観光客「拘束されて当然だ。マナーが悪いからでしょう。こんな行為を制止しないと、中国の尊厳がなくなる」
中国では、公衆の面前で体の一部を露出する行為は、公共秩序を乱す行為とみなされ、治安管理処罰法違反にあたる可能性があります。