ドバイで失踪の美人インフルエンサーが血まみれで発見も警察は“自殺示唆”日本人女性も狙われる危険な海外出稼ぎ事情
ドバイで発生したとある美女の“失踪事件”が世界を揺るがしているーー。
3月19日、動画投稿プラットフォーム「OnlyFans」の人気投稿者で、20歳のウクライナ人女性、マリア・コバルチュクが全身を骨折し、血まみれになった状態でドバイの路上で発見されたのだ。海外ニュースサイト編集者がこう明かす。
「マリアさんは自称モデルですが、水着姿や下着姿のセクシーな動画を投稿し人気でした。課金したフォロワーが閲覧できる有料動画では、それ以上の過激な動画も閲覧できます。コバルチュクさんは3月9日に、友人と通信アプリを使った通話で、ドバイのパーティーに招かれて出席すると話した後、行方不明になりました。そして、10日後に路上で見つかったというわけです。両腕、両足、さらに頸椎など全身の10数か所を骨折した状態です。しかし、ドバイ警察は近隣の建築中のビルにマリアさんが侵入して転落したと、まるで事件性を否定するかのようなコメントを発表しています」
もちろん、偶然高所から落ちた可能性もある。だが、マリアさんには“不審な傷”が見つかっている。
「発見時に骨折の他に鋭利な刃物で切り裂かれたような傷が全身にあった。また、性器にも裂傷があったことが複数のメディアが病院関係者の話として報じています。マリアさんは、動画投稿サイトを通じて連絡をしてきたフォロワーやモデル事務所のスタッフに招かれてパーティーや旅行に出かけることが多かったそうです。やはり、パーティーの関係者と何らかのトラブルがあったのではないか、と疑われています。一方、ドバイ警察はこうした筋の捜査をあえて避けるかのようなコメントを出しています。もしマリアさんが亡くなっていた場合、警察はこのまま自殺として処理しようとした可能性もあります。いずれにせよ人身売買などの闇が解明される端緒になるのではと、世界的に話題になっているのです」
そこで浮上しているのは、“性的倒錯”説だ。
「マリアさんは有名配信者ではありますが、芸能人やアーティストではありません。ただパーティーに華やかな女性を呼びたいだけなら、国内にあるエスコートサービスを使えばいいだけなんです。いわゆる日本のデリバリーヘルスと似たようなものですね。ではなぜ、マリアさんをわざわざ海外から呼んだのか。もしかすると、最初から性的倒錯者による暴行が目的だった可能性があります。実際、ドバイではこうした暴行事件が過去にも起きていますからね。外国人なら行方不明になっても国内で騒ぎになることも少ないし、警察も動きにくいですからね」(同前)
今回のケースでも、マリアさんが病院に搬送されたために家族が行方を突き止められただけ。
もし、死亡していれば身元不明死体として遺体保管室に送られ、遺体の特徴などがホームページなどに公開されるのは、早くても1年程度の時間がかかるという。
まさに身の毛もよだつような事件だが、じつは日本人も決して無関係ではないという。海外での出稼ぎ事情に詳しい風俗業界関係者はこう語る。
「最近、売春や性的なサービスを目的に海外に渡航した日本人女性が現地で行方不明になっているという投稿が、SNSなどでも散見されるようになりました。もちろん事件性などはなく、薬物中毒でホームレス状態になっていた、なんてケースもあります。本当に事件に巻き込まれてしまった場合、すぐに噂が広まって、誰も海外に出稼ぎしようとしなくなります。だから斡旋業者は事件に巻き込まれないようにかなり警戒しているのは間違いないです」
だが、特別に注意が必要な国もあるという。
「タイやミャンマー、カンボジアなどですね。ミャンマーにある拠点に高校生が連れ去られたニュースは記憶に新しい。発覚したもの以外にも数多くの特殊詐欺グループの拠点が存在するため、そこで拘束され、奴隷のように働かされているケースがあります。そして若い女性は、警戒されづらいということから、掛け子を募集するスカウトマンとして雇われることがあるようです。バンコクに観光で訪れた暇な日本人男性に声をかけ、掛け子として働かせるのです。いずれにせよ、不確かな仕事の情報に誘われて海外に出向かないことが大切です。日本人女性もマリアさんのような目に遭うかもしれませんからね」(同前)
恐ろしい事件だ。