横須賀の無人島で土砂崩れ、観光の5人軽傷
6日午後2時半頃、神奈川県横須賀市沖約1・7キロにある猿島の磯場付近で土砂崩れが起き、観光で訪れていた男女5人が軽傷を負った。
市公園管理課は現場を立ち入り禁止とし、7日朝から原因などを調べる。
同課などによると、軽傷を負ったのは、いずれも20歳代の都内の男性3人と横浜市青葉区、川崎市川崎区の女性2人。
斜面が幅約8メートル、高さ約5メートルにわたって崩落し、落石が当たったり足元が土砂で埋まったりしたという。現場は観光名所の日蓮洞窟の近く。
猿島は周囲1・6キロの無人島で、幕末に国内初の台場が築かれ、明治時代には猿島砲台が造られた。
現在は歴史遺産散策や海水浴などで年間約18万人が訪れる観光地となっている。
猿島砲台跡は2016年4月、日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」の構成文化財の一つに認定された。