カンニング後「ひきょう者」と指導された私立高男子生徒が自殺 第三者委員会は因果関係を否定
大阪市天王寺区の私立清風高2年の男子生徒=当時(17)=が2021年、試験でカンニングして教師らから指導を受けた際に「ひきょう者だ」と言われ、その後自殺したことが22日、学校側への取材で分かった。同校が設置した第三者委員会は指導と自殺の因果関係を否定している。
同校を運営する学校法人清風学園は「将来ある生徒が亡くなった事実は痛ましく、あってはならない。同様のことが起こらないよう指導の言動に注意して対応している」とコメントした。
学校側によると、カンニングは21年12月の倫理・政経の期末試験で見つかった。男子生徒は複数の教師から注意され、全科目を0点とすることや8日間の自宅謹慎、反省文の作成といった処分を受けた。試験の2日後に自殺した。
同校では副校長が過去の朝礼で「カンニングはひきょう者がする行為」と話していた。カンニングが発覚した際、教師らもこの話を引き合いに出して注意したという。
清風高では頭髪の刈り上げを生徒に強制したり、生徒の髪に直接触ったりする指導があり、大阪弁護士会が昨年、人権侵害に当たるとして改善するように勧告した。中高一貫の男子校で、卒業生に元体操五輪代表の池谷幸雄氏がいる。
同校を運営する学校法人清風学園は「将来ある生徒が亡くなった事実は痛ましく、あってはならない。同様のことが起こらないよう指導の言動に注意して対応している」とコメントした。
学校側によると、カンニングは21年12月の倫理・政経の期末試験で見つかった。男子生徒は複数の教師から注意され、全科目を0点とすることや8日間の自宅謹慎、反省文の作成といった処分を受けた。試験の2日後に自殺した。
同校では副校長が過去の朝礼で「カンニングはひきょう者がする行為」と話していた。カンニングが発覚した際、教師らもこの話を引き合いに出して注意したという。
清風高では頭髪の刈り上げを生徒に強制したり、生徒の髪に直接触ったりする指導があり、大阪弁護士会が昨年、人権侵害に当たるとして改善するように勧告した。中高一貫の男子校で、卒業生に元体操五輪代表の池谷幸雄氏がいる。