5歳娘に“熱湯シャワーでやけど” 元夫婦逮捕 「虐待の可能性」と2回通報も…
茨城県で、当時5歳の娘の顔にシャワーで熱湯を浴びせ、やけどを負わせたなどとして、母親と当時の夫が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、無職の福元健容疑者(25)と新関優花容疑者(26)です。
2022年、2人は、当時5歳だった娘に熱湯を浴びせ、全治3週間のやけどを負わせるなどした疑いがもたれています。
事件が起きたのは、当時3人が住んでいた茨城県つくば市の自宅です。福元容疑者と新関容疑者は、当時5歳の娘に対し、水を張った浴槽に顔を複数回沈め、さらに、シャワーで顔に熱湯を浴びせるなどしたとみられています。捜査関係者によると、入浴中ではなく、わざわざ浴槽に水を張り、娘を浴室に連れ込んだとみられるということです。
捜査関係者によると、2人は3人の娘と暮らしていましたが、今回被害にあった当時5歳の娘だけが福元容疑者の実子ではなかったということです。
ほかの実の娘たちには虐待していなかったとみられる福元容疑者と新関容疑者。取材を進めると様々な事実が明らかに─。
去年1月、今回の事件現場を捉えた映像には、煙が立ち上り、2階部分がむき出しになっている様子が映っています。実は、福元容疑者は今回の事件現場でもある新関容疑者の自宅に放火した罪で有罪判決を受けていたのです。
家族にケガはなかったということですが、この事件で自宅は全焼。
5歳の女の子への虐待が疑われる今回の事件─。
その際、土浦児童相談所は、家庭訪問を行いましたが「保護は必要ない」と判断したとしています。
捜査関係者によると、福元容疑者は容疑を認めているということです。警察は2人が日常的に虐待を加えていた可能性もあるとみて、慎重に捜査を進めています。