SNS型詐欺のアジト再現 スマホ2600台押収―大阪府警
SNS型投資詐欺を行っていた複数のグループを摘発した事件で、大阪府警特殊詐欺捜査課は11日、被害者とSNSでやりとりをする「打ち子」が作業していたアジト内の様子を再現し公開した。
府警はこれまでに計106人を逮捕し、計約2600台のスマホを押収して解析を進めているほか、一部グループの中心人物とみられる中村晋弥容疑者(41)を公開手配し、行方を追っている。
再現されたのは中村容疑者のグループのアジトで、机にはパソコン数台と、スマートフォンが数十台並べられていた。パソコン席にはリーダー格が座り、打ち子を監視。打ち子は1人当たり約20台のスマホが割り当てられ、充電器がつなぎっぱなしの状態で、被害者をSNSでだましていたという。