リアム・ペインさん（ロイター）

英人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション（1D）」のメンバー、リアム・ペインさんが16日、滞在先のアルゼンチン・ブエノスアイレスにあるホテルのバルコニーから転落して亡くなったことが明らかになった。31歳だった。

米ピープル誌によると、アルゼンチンのニュースチャンネルTNが最初にこのニュースを報じたといい、その後警察がホテルの3階から転落して死亡したと発表した。警察は現在、死因を調査中で、検視が行われる予定だという。

警察によると、薬物やアルコールの影響下にある可能性のある「攻撃的な男性」に関する通報を受け、ホテルに向かったというが、その人物がペインさんであるとは特定されていないという。

2019年にアルコール依存とメンタルヘルスに関する悩みをメンズヘルス誌で打ち明けていたリアムさんは、23年に米ルイジアナ州のリハビリ施設に入所し、100日間断酒したことを祝っていた。
しかし、最近になって元恋人から自身や家族に何度もメールを送るなど執拗に連絡をしてきたことを非難されていた。

ペインさんは2日、1Dのナイル・ホーランのアルゼンチンで行ったコンサートに出席しているところが目撃され、SNSにその姿が投稿されていたという。

英人気オーディション番組「Xファクター」で10年に結成された5人組のワン・ダイレクションは、15年にメンバーのゼイン・マルクが脱退し、翌年に活動が休止となった。
メンバーはその後、それぞれソロ活動を行い、リアムさんも19年に初のソロアルバムをリリースした。

私生活では、18年に破局した元恋人で英歌手のシェリル・コールとの間に17年に息子が誕生している。