ドイツでクリスマスマーケットに車が突っ込む…2人死亡、60人以上ケガ テロの疑いも
ドイツ中部で20日夜、クリスマスマーケットに車が突っ込み、少なくとも2人が死亡、60人以上がケガをしました。地元当局がテロの疑いも含めて調べています。
ドイツ中部ザクセン・アンハルト州の州都マクデブルクのクリスマスマーケットの映像では、地面には物が散乱し、救急隊員がケガ人らを運び込んでいます。
AP通信などによりますと、20日夜、マクデブルクのクリスマスマーケットに車が突っ込みました。ザクセン・アンハルト州政府は、子どもを含む少なくとも2人が死亡、60人以上がケガをしたと発表しています。
一方、ドイツメディアは少なくとも11人が死亡したと報じていて、今後、犠牲者が増える可能性があります。
車の運転手が逮捕されていますが、州政府はサウジアラビア出身の男性医師で、単独犯だったとしていて、地元当局がテロの疑いも含めて調べています。
ドイツでは今年8月に過激派組織「イスラム国」による3人の殺傷事件が発生していたほか、2016年にも首都ベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突っ込み、13人が死亡する事件が起きていて、当局がテロの警戒を続けていました。