2人が雪崩に巻き込まれけが 青森県鰺ヶ沢町の山で「雪崩」発生 バックカントリースキー中の外国人旅行客ら7人が一時山に取り残される 「雪崩が発生して降りられない」その後ガイドなどと下山
青森県鰺ヶ沢町のスキー場付近の山で雪崩が発生しました。
スキー場の管理外のエリアで行われる「バックカントリースキー」で訪れていた13人の外国人観光客のグループのうちの2人が、雪崩に巻き込まれてけがをしました。
雪崩が起きたのは、鰺ヶ沢高原にあるスキー場近くの山です。
16日正午過ぎ、バックカントリーに訪れたフランス人を中心とした外国人観光客のグループから「雪崩が発生して降りられない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、当時グループは13人で行動していて、雪崩があった斜面を境に2つに分かれ、上部にいた7人が取り残されました。
その後、事情を把握したガイドなどとともに全員が無事に下山しましたが、雪崩に巻き込まれた2人がけがをしたということです。命に別状はありません。
現場は「青森スプリング・スキーリゾート」のダイヤモンドコースの山頂リフトから直線距離で700m離れたスキー場の管理外のエリアです。
「バックカントリースキー」は、近年外国人観光客を中心に人気が高まっていますが、スキー場の支配人は危険性を指摘します。
「青森スプリング・スキーリゾート」安田智之 総支配人
「気温が高い日が続いて、あられが降ったり不安定な質の雪が降って、その上に24時間で50cmの降雪があった。雪崩のリスクとしては高い。バックカントリーをする場所=雪崩のリスクは必ずついてきます」
警察は雪崩が起きた当時の状況を調べています。