大谷翔平

ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告に対し、米検察は23日（日本時間24日）、大谷への賠償金として1697万ドル（約26億円）と4年9か月の禁固刑を求めたと複数の米メディアが伝えた。

水原被告は昨年3月、大谷の資金を盗用したとしてドジャースから契約解除となった。その後、複数の罪で連邦当局から訴追されていた。
司法取引に応じ、6月に行われた有罪答弁では有罪を認めた。判決は当初10月に言い渡される予定だったが、資料の作成が間に合わないなどの理由で12月に延期となっていた。

さらに7日（同8日）には、水原被告の弁護人が量刑言い渡しの期日を24日から2月6日に延期するよう裁判所に申し立てた。
体調を崩すなどギャンブル依存症に関する精神科医の鑑定書の作成に遅れが生じたことが理由となっている。

この日、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では水原被告が実際に大谷を騙り、銀行員とのやり取りする肉声が公開された。
同メディアなどによると、米検察は水原被告が盗用したとされる1697万ドルに加えて、4年9か月の禁固刑を求めたとした。