「あなたは私の誇りです」西田敏行さんお別れの会で柴俊夫が弔辞 内田有紀、岸部一徳、勝村政信、浅田美代子ら共演者が多数参列
昨年10月17日に76歳で死去した俳優・西田敏行さんの「お別れの会」が18日午後1時から、東京都港区の増上寺で開催。出演したドラマや映画で共演した俳優が多数、姿を見せた。
「五人会」として、50年近く、友情を育んだ俳優の柴俊夫は、純粋に「西やんに最初の松山ロケで、いろんなことやってきたよね。素晴らしい作品をやりとげたと思っています」「記憶に残る心に残る俳優だった」と読み上げた。
また「あなたはみんなに対して優しかったらね。あなたがとても愛していたことを私は知っています。長い間、友達として尊敬しあえたことを感謝しています。西やん、あなたは私の誇りです、お別れは言いません。また会いましょう」と遺影に語りかけた。
弔辞は、松崎しげる、ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の主演米倉涼子、脚本家の三谷幸喜氏が担当。
「ドクターX」からは岸部一徳、内田有紀、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介ら、「釣りバカ」で夫婦役を演じた浅田美代子らが参列した。新木優子、大森南朋、田中健、観月ありさ、石塚英彦らも最後のお別れを告げに会場入りした。
祭壇は、西田さんの生まれ故郷・福島の「磐梯山」をモチーフとし、「天鏡湖」とも呼ばれる「猪苗代湖」もあざやかに表現。福島の県花「ネモトシャクナゲ」208本や桜の枝50本を用いたほか、菊・桃・梅・ダリア・ソリダコなど計4000本の花で豪華に彩られた。その中央で、23年2月に撮影された穏やかにほほ笑む西田さんの遺影が飾られた。
祭壇の周辺には西田さんがこれまで出演してきたドラマや映画の名シーンを映した57枚に及ぶ写真なども展示。祭壇への入り口には「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」で演じた蛭間重勝のパネルや各シリーズでの出来事を映した「蛭間重勝の軌跡」と題した展示物、「釣りバカ日誌」のポスターなども飾られた。