カプコン「モンハン」新作、発売3日800万本超 過去最多
カプコンは4日、主力タイトル「モンスターハンター」の最新作の世界販売本数が3月2日までの発売後3日間で800万本を超えたと発表した。
2018年発売の「モンスターハンター:ワールド」の発売後3日間の販売本数(500万本)を上回り、カプコンの初期販売本数としては過去最多を更新した。
最新作は「モンスターハンターワイルズ」(2月28日発売)。約4年ぶりの「モンハン」シリーズの新作にあたり、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」やパソコンなどで遊べる。
カプコンは最新作のヒットなどで25年3月期の連結純利益が460億円と、前期比6%増えるなどとする業績予想を公表していた。800万本超の初期販売は23年に話題となった任天堂の「ゼルダの伝説」シリーズの最新作(1000万本超)に迫る好記録だ。予想が実現すれば8年連続の最高益になる。
東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは800万本の初期販売について「業界でAAA(トリプルエー)と呼ばれる大作になると期待されているソフトとしては順調な出だし。累計販売本数でカプコン最多のモンハンワールド(累計約2800万本)を超えることも期待できる」と話す。
モンハンはプレーヤーがゲーム内のキャラクターに剣や弓など思い思いの武器を持たせ、他のプレーヤーと協力しながらモンスターを倒す内容。前作までと同様、広大な世界を自由に冒険する「オープンワールド」の仕組みを採用した。今作は武器を強化する拠点とモンスターが生息するフィールドを一体化するなどし、没入感を高めた。