「自分の音楽を否定されたような気持ちになり、悔しかった」aikoさんが証人として出廷 事務所元幹部の特別背任事件の裁判 東京地裁
歌手のaikoさんが所属する芸能プロダクションにおよそ1億円の損害を与えた罪に問われている男の裁判にaikoさんが証人として出廷し、「自分の音楽を否定されたような気持ちになり、悔しかった」と話しました。
歌手のaikoさんが所属する芸能プロダクション事務所の元取締役・千葉篤史被告(58)は会社におよそ1億円の損害を与えた特別背任の罪に問われています。
東京地裁できょう開かれた裁判に、aikoさんが検察側の証人として出廷しました。
千葉被告はこれまでの裁判で起訴内容を否認していますが、aikoさんは千葉被告との関係について「デビュー前に知り合い、被告が自ら提案し、(千葉被告が)取締役になった」「グッズ制作やライブ運営などすべてを被告が目を通さないといけなくなっていた」と話しました。
検察官から、千葉被告の不正について本人に確認したのか問われると、「(自分が)被告の支配下にあり、音楽を続けられなくなるかもしれないと思い、聞けなかった」と明かしました。
また、千葉被告への気持ちを問われると、「自分の音楽を否定されたような気持ちになり、悔しかったです。心の底から反省してほしい」と話しました。