北朝鮮越境の米兵、不名誉除隊 脱走の罪認める
昨年7月に韓国から北朝鮮に越境し、その後追放されて米国で脱走などの罪に問われていた米軍2等兵のトラビス・キング被告に対し、南部テキサス州の軍事法廷は20日、禁錮1年と不名誉除隊を言い渡した。米メディアが報じた。
在韓米軍に所属していたキング被告は、暴行の疑いで米国に移送される途中、韓国の空港から逃走。南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)のツアー参加中に北朝鮮側に渡った。北朝鮮で一時拘束されたが、同9月に米国に戻った。
その後、14の罪で起訴されたが、司法取引が成立。キング被告はこの日、法廷で罪を認めた。裁判中の身柄拘束期間が刑期に算入され、この日をもって自由の身になったという。