マスク氏巨額報酬、再び無効 １５兆円「多過ぎる」―米裁判所
米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのマスク最高経営責任者（ＣＥＯ）に対する巨額報酬案について、東部デラウェア州の裁判所は２日、再び無効との判断を示した。
米メディアによると、同日のテスラの株価に基づく報酬額は１０１５億ドル（約１５兆円）に上り、判事は「多過ぎる」と批判している。
報酬案はマスク氏にストックオプション（自社株購入権）を与える仕組みで、当初、２０１８年に株主に承認された。
しかし、一部株主の訴えを受けて裁判所が今年１月、決定手続きの不備やあまりにも高額だったことを理由に無効と判断。
テスラは６月の株主総会で報酬案に対する賛否を問い、再度認められた結果を裁判所に説明していた。
