渡辺直美がBBC「100人の女性」に選出、日本で女性コメディアンの地位切り開いたと評価
英BBC放送の電子版は3日、世界各国から社会に影響を与えた女性を選ぶ「100人の女性」2024年版を発表し、米ニューヨークを拠点に活動するタレント渡辺直美(37)が、エンターテインメント&スポーツ部門の1人に選出された。
渡辺は、米女優シャロン・ストーン(66)、21年の米アカデミー賞でアジア系女性初の監督賞、作品賞、フランシス・マクドーマンドの3度目となる主演女優賞と併せて3冠を獲得した「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督(42)と並んでリストに名を連ねた。
BBCは「日本で最も有名なインフルエンサーの1人である渡辺直美は、日本の新世代の、女性コメディアンの道を切り開いてきた。男性中心だった日本のお笑いの垣根を取り払い、女性の主人公として出演し、ヒットしたスケッチショーを生み出した」と渡辺が女性コメディアンの地位を日本において確立させたとたたえた。
さらに「『ぽっちゃりかわいい』と訳されるボディー・ポジティブ・ムーブメントの先頭に立っている。彼女は日本で初めてプラスサイズの服を提供するブランドを立ち上げた」とも紹介。現在、米国に拠点を置いていることにも触れ「日本のテレビや映画で大成功を収めた後、現在はアメリカに拠点を移し、世界的なコメディーの舞台で活躍している」と続けた。
渡辺はBBCの取材に「どうやって回復力を保っているのですか? 『あなたが、私のことを嫌いでもいい。私に1年、ください…そうすれば、私はあなたの気を変えられるかも知れない』。これは私がいつも持っている考え方です」と答えている。