地下鉄三宮駅の構内で70代女性刺される、救急搬送も意識あり 女を殺人未遂容疑で現行犯逮捕「女と面識はない」通り魔か、「包丁捨てろ」と警察官が警棒でたたき落とす 現場には凶器とみられる包丁も
警察などによりますと、午後0時20分ごろ、神戸市営地下鉄三宮駅の改札口付近で「女性が刺された可能性がある」と駅員から通報がありました。
被害者は70代女性で、背中など2か所を刺されているということですが、意識はあり、話せる状態だったということで、救急搬送されました。
女性を刺したのは、住所・職業不詳の山本裕子容疑者(49)で殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
被害者の女性は、山本容疑者と「面識はない」と話しているということです。
逮捕時に、山本容疑者は包丁を持っていたということで、警官が「包丁捨てろ!」と言いましたが、包丁を離さなかったため、警官が警棒でたたき落とし現行犯逮捕したということです。
山本容疑者は警察から「刺したことに間違いないですか」と問われると、黙ったまま数回頷いたということです。
事件直後、現場にいた人は読売テレビの取材に対し、「ちょうど私がいたときは、規制線が張られている最中で、向こうの方に人が横たわって毛布のようなものをかけられているのが見えました」と話していました。
現場の改札口の柱付近には、被害者のものとみられる血痕が残されていて、その横にはブランド品の出刃包丁が落ちていました。
警察は凶器とみて調べるほか、詳しいいきさつなどを調べる方針です。