大谷翔平の元通訳・水原一平被告の妻の手紙を米メディア公開「彼の仕事は想像以上に過酷」
ドジャース・大谷翔平(30)の口座から1700万ドル(約26億3500万円)を不正送金したとして、銀行詐欺罪と虚偽の納税申告で米検察から大谷への約26億円の賠償金と4年9か月の禁固刑を求刑された元通訳の水原一平被告(40)の妻の手紙が明らかになった。
24日(日本時間25日)、米スポーツサイト「Heavy.com」は水原被告に関する裁判資料から情報酌量を求める妻の手紙を掲載。「私は両親と他の家族を亡くしました。夫は私の唯一の家族です」と記した妻は「出会ってから、私たちは困難な時期も幸せな瞬間も一緒に過ごしてきました。彼を失うことは、私が想像できる最もつらいことです」と心情を訴えた。
「夫は間違いを犯しました。そして、それは許されることではないことを理解しています」と前置きし、「しかし、彼は利己的またはわがままな理由で不正行為を行ったのではありません。当時の彼は健全な精神状態ではなかったと思います」と減刑を願った。
さらに水原被告が「24時間365日待機」「犬をトリミングと動物病院に連れていく」と訴えていた業務内容について「彼の仕事は想像以上に過酷なもの」とかばうと、「心身の限界に達しても、彼は家族を守り、支え続けました。その間、彼を支えることができなかったこと、彼の苦しみに気づけなかったことを深く後悔しています」と自身の責任に言及した。
最後に妻は「夫の本当の姿は、決して他人を欺いたり傷つけたりするような人ではありません。彼は親切で思いやりのある人です」と語ると、「彼は二度と同じ間違いをしないと確信しています。彼は自分の行動に直面し、深く反省しています」と寛大な判決を願った。
判決は2月6日(日本時間7日)に下される。