藤井名人「抹茶葛餅」「抹茶アイス」永瀬九段「スムージーオオサカミックス」 名人戦午前おやつ
3連覇を目指す藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に先勝した、将棋の第83期名人戦7番勝負第2局が29日午前9時からの2日制で、東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」で始まった。
先手後手は事前に決まっており、先手は藤井、後手は永瀬。永瀬が角換わりから準備していた手順なのか、金を3段目に上がるという珍しい出だしから、ゆったりしたペースで進行している。
午前10時になって最初のおやつが出された。「抹茶と小豆が好き」と公言している藤井は「抹茶葛餅(くずもち)×抹茶アイス 季節のフルーツ添え」と温かい緑茶、永瀬拓矢九段(32)はスムージー2種(オオサカミックス、バナナジュース)を頼んだ。
2年連続の羽田対局は、ターミナルビルの会議室に畳を敷き、金びょうぶを立て、対局場を設営している。窓からは駐機場や滑走路が眺められる。飛行機が離着陸の際に出る大きな音は、防音対策で遮断してある。
持ち時間は各9時間。初日は午後6時30分の時点で手番の棋士が封じ手を行い、2日目へと指し継がれる。2日とも正午から午後1時までは昼食休憩。午前10時と午後3時にはおやつが出される。2日目午後5時からは30分の夕食休憩もある。決着は30日夜の見込み。
