川崎市バッグ死体遺棄事件、遺体は行方不明の岡崎彩咲陽さん20歳と判明 元交際相手の男の自宅で発見 男はきょう帰国
先月30日、神奈川県川崎市の男の住宅から身元不明の遺体が見つかった事件で、警察は遺体の身元について男の元交際相手で去年12月から行方不明になっていた岡崎彩咲陽さん(20)と発表しました。
この事件は先月30日の夜、神奈川県警の捜査員が川崎市川崎区の住宅を捜索したところ、ボストンバッグから身元不明の若い女性とみられる遺体が見つかったものです。
この遺体の身元について、警察は川崎市内に住む岡崎彩咲陽さん(20)と判明したと発表しました。
捜査関係者によりますと、岡崎さんは、この家に住んでいた20代の男と以前、交際し、その後、ストーカー被害を訴えていましたが、去年12月下旬から連絡が取れなくなったことから、親族が行方不明者届を出していて、警察は先月30日、この男の自宅を岡崎さんへのストーカー規制法違反の疑いで捜索をしていました。
岡崎さんの親族は行方不明になる前に、交際相手の男からのストーカー被害について、警察に繰り返し相談したものの、対応してもらえなかったと訴えています。
一方、男は先月、海外に出国したとみられていましたが、3日午後、アメリカから羽田空港に到着した航空便で帰国し、神奈川県警は男を任意同行しました。
警察は死体遺棄事件として捜査するとともに、岡崎さんが死亡した経緯や交際トラブルとの関連についても男から事情を聞くなどして調べることにしています。
