カンヌ国際映画祭がドレスコード改訂 ヌードとボリュームのあるドレス禁止
フランスで13日(日本時間同日夜)に開幕する「第78回カンヌ国際映画祭」を前に、主催者側はレッドカーペットのドレスコードを改定し、フルヌードや過度にボリュームのある衣装を禁止することを決定した。米誌「ハリウッド・リポーター」が伝えた。
改定されたガイドラインには、「品位を保つためにレッドカーペットだけでなく、映画祭の他のエリアでもヌードは禁止。また、特に裾が大きく開いたボリュームのあるドレスは、観客の動線を妨げ、劇場の座席配置を複雑化するため許可されない」と記載された。
主催者側によると、今回の改正は「服装そのものを規制することではなく、映画祭の制度的枠組みとフランスの法に従い、レッドカーペットでのフルヌードの禁止」だと強調した。
近年はさまざまなレッドカーペットでシースルードレスを着用するスターたちが増加。カンヌでは米女優エル・ファニング、米スーパーモデルのベラ・ハディッドやケンダル・ジェンナーらが乳首を露出したドレスで波紋を呼んだ。
また、今年2月の米グラミー賞授賞式では米ラッパーのカニエ・ウェストの妻ビアンカ・センソリが、ほぼ全裸のシースルードレスでレッドカーペットに登場し、物議を醸した。
さらに、2022年のカンヌには、ウクライナを支持する反戦活動家の女性がドレスを脱いでヌードになり、レッドカーペットから退場させられた例もあった。
