全日空機長二日酔いで飛べず 計5便最大58分遅延
全日空は10月31日、グループ会社のANAウイングスに所属する40代の男性機長が、前日の飲酒の影響で沖縄県内の計5便に搭乗できなかったと発表した。別の機長を手配したが、5便は49〜58分遅れ、乗客619人に影響した。
全日空によると、機長は25日午前8時10分発の石垣発那覇行きに乗務予定だったが、午前6時半ごろ「体調不良で乗務できない」と連絡。昼ごろ、上司が確認したところ、体調不良の原因が飲酒で、二日酔いと分かった。
24日午後5時ごろから石垣市内の飲食店で飲み始め、午後10時ごろまでビール2杯、酎ハイ1杯、ハイボール3杯を飲んだという。
全日空は出発の12時間以内に飲酒した場合、乗務してはならないと規定している。
機長の場合、午後8時10分以降、飲酒してはいけなかった。機長は「認識はあったが、飲み続けてしまった」と話している。
機長は石垣発那覇行きの後、午前9時40分発の那覇発宮古行き、同11時5分発の宮古発那覇行き、午後0時40分発の那覇発宮古行き、同2時15分発の宮古発那覇行きに搭乗予定だった。
機長は25日以降、乗務していない。全日空は「心よりおわび申し上げる。社内規定にのっとり厳正に対処する」とし、飲酒に関する教育も再徹底する。
機長の飲酒による遅延は、全日空では11年12月、関空発香港行きに搭乗予定だった機長が呼気検査でアルコール濃度が規定を上回り、乗務できなくなったため、1時間14分遅れとなって以来。
今年10月3日にはパリ支店長が機内でワインを6杯飲み、酔って近くにいた乗客にけがをさせ、諭旨解雇処分になっている。
◆全日空の飲酒規定◆
機長は呼気1リットル中のアルコール濃度が0・1ミリグラム未満でないと、乗務してはならない。1リットル中0・15ミリグラム以上で酒気帯びとなる自動車運転より厳しい規定となっている。
全日空によると、機長は25日午前8時10分発の石垣発那覇行きに乗務予定だったが、午前6時半ごろ「体調不良で乗務できない」と連絡。昼ごろ、上司が確認したところ、体調不良の原因が飲酒で、二日酔いと分かった。
24日午後5時ごろから石垣市内の飲食店で飲み始め、午後10時ごろまでビール2杯、酎ハイ1杯、ハイボール3杯を飲んだという。
全日空は出発の12時間以内に飲酒した場合、乗務してはならないと規定している。
機長の場合、午後8時10分以降、飲酒してはいけなかった。機長は「認識はあったが、飲み続けてしまった」と話している。
機長は石垣発那覇行きの後、午前9時40分発の那覇発宮古行き、同11時5分発の宮古発那覇行き、午後0時40分発の那覇発宮古行き、同2時15分発の宮古発那覇行きに搭乗予定だった。
機長は25日以降、乗務していない。全日空は「心よりおわび申し上げる。社内規定にのっとり厳正に対処する」とし、飲酒に関する教育も再徹底する。
機長の飲酒による遅延は、全日空では11年12月、関空発香港行きに搭乗予定だった機長が呼気検査でアルコール濃度が規定を上回り、乗務できなくなったため、1時間14分遅れとなって以来。
今年10月3日にはパリ支店長が機内でワインを6杯飲み、酔って近くにいた乗客にけがをさせ、諭旨解雇処分になっている。
◆全日空の飲酒規定◆
機長は呼気1リットル中のアルコール濃度が0・1ミリグラム未満でないと、乗務してはならない。1リットル中0・15ミリグラム以上で酒気帯びとなる自動車運転より厳しい規定となっている。