“夜の街”業界活性化へ「ナイトクイーングランプリ」クラブママなど対象
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で苦境が続いた“夜の街”業界の活性化を目指し、日本水商売協会(東京都新宿区)が8日、全国のクラブ、キャバクラ、ガールズバー、スナックのママなどを対象としたミスコン「第1回NIGHT QUEEN グランプリ」を開催した。
大会には約100人がエントリー。この日はファイナリストの30人が、ウオーキング審査や仕事に対する熱意などのスピーチを行った。
ローズ(キャバクラ・ガールズバー・ラウンジ)部門レジェンドクラス(業界歴10年以上)では、福岡県出身の市川あず沙さんがグランプリに輝いた。
市川さんは8月に新型コロナに感染し、髪の毛が抜けるなどの後遺症が出たといい「人前に出るのが嫌になりましたが、水商売は自分を成長させてくれる場所」と語った。
グランプリ受賞が自信になったようで「仕事を通じて、世の中を明るくしたい」と笑顔を見せた。
日本水商売協会の甲賀香織代表理事は第1回大会を終えて「こんな時だからこそ、皆がまとまれるんだなと実感しました。毎年回を重ねていこうと思う」と、今後も続けていく考えを示した。
また、コロナ禍における水商売業界への都の政策にも触れ「今の状況はいかにして生き残るか。(他の業界と)平等に扱って頂ければいいと思います」と話した。