ドローンでセブンイレブン商品配送実験「高齢に便利」5年後の実用化目指す
セブン−イレブン・ジャパンとANAホールディングスは2日、コンビニ商品をドローンで配送する実験を東京都日の出町で始めたと発表した。
周辺住民らが専用ウェブサイトから注文し、近くの公園や病院などまで届けてもらう。
市街地上空などで操縦者の視界から外れて飛行する「レベル4」が2022年度に解禁されるのに対応する。セブン−イレブンは5年後をめどに実用化を目指す。
実験は19日まで行う。参加条件は注文額が税抜き300円以上とし、配送料は110円に設定した。
2日は報道機関向けに、ドローンがコンビニの駐車場から公園まで約5分かけて商品を運び、注文した住民が受け取る様子が公開された。
参加した日の出町在住の堀江健三さん(70)は、おにぎりやおでんなどを注文した。
「店舗で選べる方が良いが、高齢になると外出するのが大変になると思うので(ドローン配送は)便利だ」と話した。