横綱・照ノ富士の結婚披露宴に萩生田衆院議員ら800人 夫人に「一番の心の支え」と感謝
大相撲の横綱・照ノ富士(本名・杉野森正山、31=伊勢ケ浜部屋)が11日、東京都内のホテルでドルジハンド夫人との結婚披露宴を開いた。2人は18年2月15日に婚姻届を提出。
21年2月には都内で挙式したが、コロナ禍などの影響で披露宴は延期していた。
この日は萩生田光一衆院議員、歌手の五木ひろし、小林旭、プロ野球解説者の槙原寛己氏、浅香山親方(元大関・魁皇)、大関・貴景勝、柔道男子73キロ級で五輪2連覇の大野将平ら800人を招待した。
取材に応じた横綱は「コロナの時期でこういうことができなかったので、この日を迎えることができて本当にうれしく思います」と感慨深げに話した。
昨年10月に両ヒザの手術を行うなど4場所連続で休場したが、5月の夏場所は14勝1敗で優勝し健在ぶりを披露した。
「足を運んでくれる方々にいい結婚式を見せたいと思ってやっていました」
何度もケガに直面しながらも不屈の闘志で克服し、序二段から横綱にまで上りつめ、優勝は8回を数えた。
長く支えてきた夫人が「すごく幸せです。笑顔があふれ、温かくて幸せな家庭にしていきたい」と最高の笑顔をのぞかせると横綱も「一番の心の支え、たくさんの人が集まってくれるのもありがたい。まだ頑張らないといけない気持ちです」と感謝の思いを述べた。
名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)では新大関が誕生し、3関脇が大関獲りを目指す。
「盛り上がっていますし、その中心にいる限りは責任を果たしたい」。場所に向け、土俵での稽古も再開しているという。
3年前の優勝は名古屋開催でなく東京だったこともあり「まだ(名古屋で)優勝できていないのは自分の力不足だと思うし、今回も自分なりに頑張っていい成績を残したい」ときっぱり。
目標とする優勝10回についても「できれば今年じゅうには達成したい」と意気込んだ。