エスカレーターは「立ち止まって乗る」義務付け、名古屋市が条例施行…罰則はなし
接触による転倒事故などを防ぐため、エスカレーターに立ち止まって乗るよう義務付けた名古屋市の条例が10月から施行された。
初の平日となった2日朝、金山駅では、市の「立ち止まり隊」が「なごやかにSTOPしてね」と書かれた手のひら形の表示を背負ってエスカレーターの右側に立ち、通勤・通学客らに歩かないよう注意喚起した。
同様の条例施行は埼玉県に続き全国2例目。名古屋市の駅や商業施設などにある全てのエスカレーターが対象で、左右を問わず立ち止まることを義務付けた。罰則はない。
立ち止まり隊は市営地下鉄の主要駅を15日まで巡回する。河村たかし市長も啓発グッズを配りながら、「立ち止まってちょうだい」と呼びかけていた。
