値上げで枚数減らしたけれど…電話より文字で「元気」と伝えたい 新年に向け年賀状の受け付け始まる
2025年用の年賀状受け付けが15日、全国で始まった。鹿児島県内でも、準備した年賀状を郵便ポストに投函する姿が見られた。
10月からの郵便料金引き上げに伴い、通常の年賀はがきは63円から85円に値上げされた。デジタル化による年賀状離れもあり、今年の全国の発行枚数は約10億7000万枚と前年より25.7%少ない。
鹿児島市武1丁目の80代女性は、同市の鹿児島中央郵便局前のポストに設けられた差し出し口に年賀状を入れた。遠方に暮らす親戚や友人に30枚ほど送るという。
「値上げの影響で枚数は減らしたけれど、元気だと伝えたいし、相手の近況も知りたい。離れた人には電話より年賀状を選ぶ。早く届いてほしい」と話した。
年賀状は25日までに投函すれば元日に届く。