ヤクルト球団マスコット・つば九郎 担当者死去 体調不良で休養中…しばらく活動休止
ヤクルトは19日、公式サイトで球団マスコット・つば九郎の担当者が死去したと発表した。「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します」と哀悼の意を示した。
94年にデビューしたつば九郎は、時事ネタやブラックジョークを交えた「フリップ芸」で人気を呼んだ。一度も成功していないが、5回終了時のパフォーマンス「空中くるりんぱ」は神宮球場の名物となった。22年8月には主催2000試合出場を達成。昨年はデビュー30周年を記念して8月12〜14日まで「つば九郎DAY」を開催した。グッズの年間売り上げは何度も球団トップに立ち、球団の垣根を越えて幅広いファン層に人気を誇った。
2月1日から1軍キャンプ地の沖縄・浦添でファンと触れ合う姿を見せていた。ただ、同6日に体調不良を理由に当面の間は活動を休止することを発表していた。球団関係者とも交流が深く、小川淳司GMは「うちの球団になくてはならない存在。早く元気になって戻ってきてね」とコメント。チーム最年長の石川も「全員いてチームスワローズ。元気になったらぜひ“ぱとろーる”に行きたい」と復帰を願っていた。
今後のつば九郎の活動については未定で、球団は「しばらくの間休止となることをお知らせいたします」としている。SNS上ではファンや、選手ら関係者からも悲しみの声が数多く寄せられた。