日本郵便、運転手点呼せず 国交省が行政処分検討
日本郵便の近畿支社管内にある複数の郵便局で、郵便物を配送する運転手に飲酒がないかどうかなどを確かめる点呼が適切に行われていなかったことが11日分かった。点呼記録の虚偽記載もあったという。
点呼は貨物自動車運送事業法で定められており、国土交通省は同法違反の恐れがあるとみて行政処分を検討している。
日本郵便は取材に対し、法令違反があったことを認めた。3月から全国の郵便局に緊急調査を始めた。
点呼は運転手の健康状態を確認するため乗務前後に義務づけられており、違反した場合は営業車両の使用停止などの罰則がある。