山形鉄道が1億円被害、詐欺か 地元銀行装う自動音声電話
山形県南部を走る第三セクター山形鉄道(長井市)が、山形銀行を装った自動音声電話を受け、約1億円の被害に遭ったことが12日、県への取材で分かった。偽サイトに誘導し口座などの情報を盗むフィッシング詐欺とみられる。山形鉄道の担当者は「県警に被害を相談している」としている。
山形銀行によると、10日、県内の複数の企業に同行を名乗る不審な電話が相次いだ。電話に応じると、偽サイトに誘導され、インターネットバンキングに関する情報を入力させられ、パスワードなどが流出する恐れがある。県によると、山形鉄道から同日、被害報告があった。
県は「関係自治体と対応を協議している」とした。