停戦発効後のガザにイスラエルが空爆、少なくとも15人死亡
パレスチナ自治区ガザの保健当局は16日、イスラエル軍による過去24時間の空爆で少なくとも15人が死亡したと発表した。
複数のパレスチナ当局は、1月19日のガザでの停戦発効後もイスラエル軍の攻撃によって計数十人が犠牲になったと非難している。
これに対してイスラエル軍は、同軍に近づいたり、爆弾を仕掛けたりする「テロリスト」による脅威を阻止するための行為だったと反論している。
ガザの保健当局によると、15日にはイスラエル軍のガザ北部ベイトラヒヤでの空爆でジャーナリスト4人を含む9人が死亡した。
イスラエル軍は、この空爆でイスラム組織ハマスのメンバーと、ハマスと共闘するイスラム聖戦のメンバーだと特定した計6人が死亡したと発表。
武装勢力の一部は「ジャーナリストを装って」活動していたと主張している。
ハマスが運営するガザ政府メディアオフィスの責任者、サラマ・マルーフ氏はイスラエル軍の声明に関し、その場にいなかった人物の名前が含まれていると語った。
マルーフ氏は、イスラエル軍の声明は不正確なソーシャルメディア(SNS)上の情報に基づいており、「事実を確認しようともしていない」と非難した。