名古屋の死体遺棄、元ホスト無罪 共犯の女の供述に「合理的疑い」
名古屋市のマンションで2023年、女と共謀し古物販売店店長の住人男性=当時(42)=の遺体を遺棄した罪に問われたホストクラブ元店員の小山直己被告(24)に、名古屋地裁(大村陽一裁判長)は17日、「共犯者の供述の信用性に合理的疑いが残る」として無罪の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月だった。
弁護側は「遺棄には関わっていない」と無罪を主張。
検察側は、共犯者でホストクラブの客だった内田明日香被告(31)=死体遺棄罪で公判中、強盗殺人罪で追起訴=は被害者に比べ小柄で、マンションに滞在した約20分の短時間に単独で犯行に及ぶのは不可能だと指摘していた。