漏えい問題、空爆の時間も投稿 米軍に危険の可能性
米政権の閣僚らが誤って記者も招いた一般のアプリのチャットグループで空爆計画を協議した問題で、アトランティック誌電子版は26日、空爆の予定時間や参加する戦闘機などを詳細に記したヘグセス国防長官の投稿を公開した。米メディアは外部に漏れていれば、米軍が危険にさらされた可能性があると指摘している。
レビット大統領報道官は26日の記者会見でこの問題を集中的に問われ釈明に追われた。機密情報は含まれていないとの説明を繰り返したが、明確な根拠は示さなかった。
同誌によると、米軍が今月15日にイエメンの親イラン武装組織フーシ派を空爆する約2時間前に、ヘグセス氏は詳細な作戦計画をチャットグループで共有した。
その内容には現場の天気のほか「中央軍と作戦開始を確認した」との説明、F18戦闘機の出発時間や第1波と第2波の攻撃時間、無人機MQ9の参戦、海上から巡航ミサイル「トマホーク」を発射する時間が含まれている。
空爆開始後、ウォルツ大統領補佐官は「恋人の女性が住む建物に標的が入るのを確認し、建物は崩壊した」と投稿。女性がその場にいたかや生死は不明。