三菱UFJ貸金庫窃盗 被告の女、起訴内容認める 検察“FX取引の損失補填のため”指摘
三菱UFJ銀行の貸金庫から、時価総額2億円以上の金塊や現金を盗んだ罪に問われている元行員の女の初公判が開かれ、女は「全部認めさせていただきます」と述べ、起訴内容を認めました。
三菱UFJ銀行の元行員・山崎由香理被告は去年、当時勤めていた東京都内の練馬支店と玉川支店で、顧客が貸金庫に預けていた合わせて22個の金塊、時価総額2億8800万円相当と、現金を盗んだ罪に問われています。
18 日、東京地裁で開かれた初公判では、金塊を盗んだ罪についての審理が行われ、山崎被告は「全部認めさせていただきます」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「山崎被告は、FX取引で巨額の損失を出しており、損失を補填するために予備の鍵を使って貸金庫から現金と金塊を盗み出し、金塊を換金した」などと指摘しました。
次回は来月19日に現金を盗んだ罪について審理が行われる予定です。
