フジ第三者委、中居氏側の証拠開示要求を拒否 「今後はやりとりを差し控えさせていただく」
元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルをめぐる問題で、フジテレビの第三者委員会が3日、中居氏側から請求されていた中居氏のヒアリング時の記録などの証拠開示を拒否すると発表した。また、今後について中居氏側とのやりとりを「差し控えさせていただく」と終結≠宣言した。
この問題は中居氏と女性の間に発生したトラブルを巡り、3月31日に会見した第三者委が中居氏の女性に対する行為を「性暴力」と認定。これに対し、中居氏の代理人弁護士が5月12日に反論し、証拠の開示などを請求していたが、同22日に第三者委は性暴力認定は適切だったとあらためて主張し、証拠の開示を拒否する回答を示した。これに対し、中居氏側は同日、「到底承服できない」として、ヒアリング時の中居氏の音声データの開示などを再要求。同30日にも第三者委の調査について「『だまし討ち』に等しく、中居氏は『愕然とした』『驚愕した』と述べています」と説明し、あらためて今月6日までに開示するよう求めていた。
第三者委はこの日、文書を発表。証拠の開示を拒否し、中居氏側と「依然として大きな隔たりがあり、埋めがたいものであると感じた」と記した。中居氏側とのやりとりを公表することで「被害者に二次被害を与える危険性があることを懸念しており、その観点からもご配慮をお願いしたい」と説明。さらに「当委員会は、今後の貴殿らとのやりとりを差し控えさせていただくことといたします」としている。
