年賀状の受け付け開始 発行枚数は3割減―日本郵便
2026年用の年賀状の受け付けが15日、全国の郵便局で始まった。年賀はがきの当初発行枚数は前年比30.1%減の約7億5000万枚と15年連続で減少し、記録が残る04年用以降で最少となった。日本郵便は、元日に確実に届けるため、今月25日までに投函するよう呼び掛けている。
来年の年賀はがき、3割減 発行枚数、過去最大の減少幅―日本郵便
東京中央郵便局(東京都千代田区)には特設ポストが設置された。親戚などに宛てた年賀状約30通を投函した寺島真由美さん(53)は、「『年賀状じまいする』という方もいて、毎年(送る人は)減っているが、いい習慣だと思っている。15日に出すと決めている」と話した。
年賀状は新年の風物詩の一つだが、SNSの普及などが響いて年々発行枚数が減少。26年用の発行枚数はピーク時の6分の1程度まで落ち込んだ。24年10月に年賀用も含むはがきの価格が1枚63円から85円に値上がりしたことを受け、年賀状を出すのをやめる動きも続いている。
