小樽の春の風物詩「高島おばけ」って?
「高島おばけ」と呼ばれ、春の風物詩となっている北海道・石狩湾の蜃気楼が、今年も観測された。
小樽市総合博物館の学芸員大鐘卓哉さんが24日午後、小樽市高島の海岸で、対岸の石狩湾新港のタンクが上に伸びて見えているのを双眼鏡で確認した。
蜃気楼は冷気と暖気の境目で光が屈折して起きる現象で、大鐘さんは「24日は気温が高く、冷たい海水と陸からの暖かい空気の温度差で発生したと考えられる」と話している。
蜃気楼が発生するシーズンは4〜7月で、今後も見られる可能性があるという。