7年かけて水星へ、水星探査機「みお」打ち上げ成功
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)は19日午後10時45分(日本時間20日午前10時45分)、米国以外で初の水星探査機2基を南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げた。
2基をつないで水星まで誘導する輸送機は宇宙空間で太陽電池パネルを展開した。
機器点検後、7年かけて水星に行き、約1年の観測に入る。惑星形成の歴史や内部構造の解明を目指す。
日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」で開発された日本の探査機「みお」と欧州の「MPO」は太陽の周りを何度も回り、速度を落としながら水星に接近する。