039
>>038
この知り合いは今年中に事務所を閉める。そう、弁護士を廃業するそうです。先日連絡が来ました。奥さんの実家(山梨県で会社を経営している)に引っ越すと。娘さんが一人いるが既に独立しているからね。「必ず借金は返す」と。彼はそう言っていたがさ。私は「無理しなくていい」と伝えました。正直いって返済は期待していません。それにしても残念だ。個人経営の街弁はどこも今は厳しいだろうと思う。
040
全体の訴訟件数が減っているから、中には『言いがかり訴訟』、そう、メチャクチャな要求を故意にでっち上げて訴えてくる奴が出てくる始末。弁護士数が過剰で競争が激烈なアメリカで大昔から問題視されてきた現象です(いわゆるSlap訴訟)。私も巻き込まれて、わざわざ香川県の高松地裁に2度足を運ばされた。結局勝ち目が無いのは当然なので、相手(原告)は訴訟そのものを先月取り下げて無事に終了した。変な世の中になったものだ。
041
酷いもんだねぇ。俺は大学卒業するときに文系だったから民間なら営業とかしかなくて、人付き合い下手だったし彼女いない歴年齢なくらいに人としても魅力のない奴だったから絶対民間は無理だと思った。
そこでLECの甘言宣伝に乗せられて司法書士を目指したけど、結局二年で諦めて民間に行ったよ。
で、民間でやはりコミュ力が足りなくて営業成績が上がらずに虐められたりしてたけど、あのまま資格浪人ばかりするよりはよっぽどマシだったわ。少なくとも社会人経験はあるんだからな。
042
資格受験者数が激減してるから、みんな事情はわかってるよ。
043
044
私は受験生時代、予備校の講義を利用したことはないのですが(当時は今のように入門基礎講座といった類の講義じたい殆どなかったと思う)、今年で辞めた予備校の作問バイトでお世話になった予備校従業員から聞いた話。司法試験も司法書士試験も入門基礎講座の受講者の8割は途中でドロップアウトするそうだ。それはそうだろう。詳しくは知らないが、いかんせん講義回数が80回〜100回とかでしょ?あまりに多すぎる。それに予備校テキストの厚さ、ボリュームの多さ。あれだと膨大な分量に押しつぶされてしまい、結局最後まで継続できないわけだろう。だからドロップアウトする人が多い。当たり前の話。
045
しかも、(以下は司法試験受験生の場合だが)あの予備校カリキュラムだと、恐らく受験生は本試験問題過去問と受験生再現答案分析。ここまでやれないはずだ。時間的に予備校カリキュラムをこなすだけで精一杯になるから。過去問の繰り返し検討と再現答案分析は合格者なら大多数が時間をかけてやっています。大昔から。だから、予備校に通い予備校のカリキュラムに乗っかれば受かるわけじゃない。実際はむしろ逆、合格率はかなり低いのが実態だろう。
046
バイトで作問→受験生の答案添削を多数してきたが(刑訴のみ)、過去問で5、6年前に出題された論点を変形して出してみたところ殆どの受験生が書けていない。そもそも論文問題の解き方。これが分かっていない。だから、グデグデになり、何を言っているのが論理不明の答案になる。問題の解き方。これも過去問と再現答案分析をやらないと見えてこないのです。こんな感じでして予備校は実はいい加減です。合格しなければ予備校を利用する意味がないよね。資格試験のリスク。それは、合格後に食べていけるのか?それと、確実に合格できるのか?というリスク。これもあるのです。二重のリスクです。
047
>>046
もう一つ、合格しなかった時に滑り止めが効くかというのも大事だよね。俺は前出のLEC司法書士コースの脱落組だけど、司法書士試験を諦めた後の二か月半後に丁度宅建試験があった。民法だけは得意だったので必死に勉強して危ういところで合格することが出来た。それがあるからその後ブラックな不動産営業会社で営業兼宅建資格要員としてもぐりこむことが出来た。
でも、もしダラダラと司法浪人した挙句に30過ぎてから諦めて就職口を探すような人はどうなるのか。ネットで司法浪人を検索すると恐ろしい現実が書いてあるけど、実際辛い事になるんだろうなあ。
048
>>047
ロースクール卒で司法試験に合格できずに終わり(失権)、就職活動している人は大勢いるでしょ。しかし、新卒採用ではなくて中途採用となると職歴が無い時点で終わり。どこかに就職できたとしてもブラック企業とかね。こういう会社しか無いよ現実は。不動産会社も実際は営業経験とかさ、これが無いと厳しいところが多いと思う。今はね。職歴ゼロだと痛いです。同じように、たとえ司法試験に受かって修習生になっても法律事務所の就職先が見つからない人もこのパターンに陥ります。これまではアディ〇レとか、ベリ〇ベストといった債務整理系の新興勢力が新人弁護士を大勢雇用していた。だからまだ良かったのです。