宝塚音楽学校で合格発表 40人がジェンヌの道へ一歩 倍率は直近10年で最低
タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校は27日、今春入学する第112期生の合格者を発表した。12倍の競争倍率を突破した40人が夢の道へ歩みだした。
宝塚歌劇団の俳優の急死問題などで、倍率は直近10年で最低となった。試験は15〜18歳の女性が対象で3次まであり、歌唱や舞踊のほか、面接で舞台での適性も審査された。
新型コロナウイルス禍の影響で、2020年からは合格者をホームページで発表。午前10時に番号を確認した合格者はその後、入学説明会に駆け付けた。
初受験で合格した高校2年の黒田百音さん(17)=東京都=は「合格者の最後に名前があり、うれしかった。昨年に宝塚歌劇を鑑賞し、華やかさに魅せられた。男役を目指し、みんなで心一つに舞台を作り上げたい」と喜びをかみしめた。
生徒たちは4月19日に入学し、2年間、歌やレッスンなどに励む。