輪島市で遺体見つかる…高齢女性か 能登豪雨
石川県能登半島を襲った記録的な豪雨で、住宅4棟が流された輪島市久手川町で、女性の遺体が見つかりました。中継です。
遺体が見つかった現場の近くにいます。21日の豪雨で住宅4棟が流され、25日も朝早くから自衛隊、警察、消防などによる懸命の捜索が続いています。
午前9時、1メートルほどの深さの土砂の中から、女性の遺体が見つかりました。警察によりますと、女性は高齢とみられるということです。今回の豪雨では、9人の死亡が確認されています。
住宅4棟が流された輪島市久手川町では、これまでに男性1人が亡くなったほか、井角祐子さん、前川政二さん、中学3年生の喜三翼音さんの3人の安否が分からなくなっていて、警察が遺体の身元の確認を進めています。
井角祐子さんの夫「今にして思えば、『2階に上がれ』という言葉が正解かどうか後悔している。山のほうに逃げていたら、結果論ですが助かっていたと思う」
安否や行方が分からない人は輪島市で1人増えて、県内で7人となりました。24日で、生存率が急激に低下するとされる72時間が経過しましたが、懸命の捜索活動が続いています。