「メンタルが弱い選手が多い」西武・西口新監督 攻撃陣の精神面に苦言
プロ野球・西武は11日、西口文也新監督の就任会見を行い打者のメンタルについて語りました。
監督就任の経緯について、球団フロントから「西口しかいない」と打診されたといい、西口監督は「1か月くらい前にお話をいただいて、少し考える時間をいただきました。自分の中ではどうやったら勝てるチームにできるか考えた上でご返事させていただきました」と振り返りました。
現役時代は5度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献し、通算182勝、最多勝利投手や最多奪三振、沢村賞など多くのタイトルを獲得。今シーズン49勝91敗3分けに終わった今の西武の状況について“常勝ライオンズ”を経験してきた西口監督は「自分自身はメンタル的に強い人間だと思っている。今はメンタルが弱い選手が多いように見受けられています。2軍から1軍に上がってなかなか結果が出ない選手が多いので」と分析しました。
今季の西武は特に野手陣の不調がチームの成績に響き、2軍で2試合連続猛打賞を記録し1軍に上がったものの結果、33打数1安打、打率.030だった渡部健人選手や、2軍で打率.321、1軍では打率.183と振るわなかった長谷川信哉選手など、1軍で結果が出せない選手が目立ちました。
西口監督は特に打者のメンタルについて苦言を呈し、「2軍で活躍している選手が1軍の舞台で活躍してくれないとチームとしてもしんどい。2軍同様に1軍でも活躍できるようになってほしい」と語りました。