愛子さま、佐賀で国スポの陸上競技観戦「足音まで聞こえて感激でした」…初の単独地方公務
天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)は11日、佐賀市を訪れ、第78回国民スポーツ大会(国スポ、旧・国民体育大会)の陸上競技を観戦された。この春に学習院大学を卒業し、日本赤十字社に就職された愛子さまにとって、単独での地方公務は初めて。
愛子さまは午前11時半過ぎ、佐賀空港の到着ゲートに姿を見せ、出迎えた佐賀県の山口祥義知事らに、「少し緊張しております。2日間よろしくお願いします」とあいさつされた。
会場のSAGAスタジアムには午後3時前に到着。貴賓席で少年男子A100メートルの準決勝などを観戦し、選手らに笑顔で拍手を送られた。関係者には「テレビで感じることができない、足音まで聞こえて、感激でした」と述べられていた。
その後、愛子さまは県立佐賀城本丸歴史館を訪れ、地元出身で、日赤を創設した佐野常民を題材とした寸劇を観覧された。終演後には演者らに「大変迫力があって感動しました」とねぎらいの言葉をかけられた。12日夜に帰京される。