ヤンキースファン、2人退場 右邪飛を捕ったベッツのグラブつかみ、ボールを取り出そうとする“暴挙” バーランダーさん「狂気の沙汰」非難
◇29日(日本時間30日) 大リーグワールドシリーズ第4戦 ヤンキース―ドジャース(ニューヨーク)
ドジャースが2点先制した直後の1回裏、前代未聞の暴挙が起こった。ヤンキース先頭のトーレスがフェンス際へ右邪飛を打ち上げた。これをドジャースのムーキー・ベッツ外野手が捕球した際に、スタンドの2人のこえはヤンキースファンがグラブをつかんでボールを取り出そうとした。一人はグラブを、もう一人は右手をつかんだ。ボールはこぼれ落ちたが、判定はファンの妨害でアウト。ベッツは激怒し、ファンは退場となった。
ドジャース・ネイションなどは「ヤンキースのファンは、ムーキー・ベッツから捕球したボールと腕をつかもうとしたため退場させられた」と、2人の観客がセキュリティーに促されてスタンドを去る動画をアップした。ひとりは「42」のパーカー、もう一人は「99」のユニホームを着用。中に退場する2人とタッチする観客もいた。
このファンの暴挙にはアナリストのベン・バーランダーさんがX(旧ツイッター)で「狂気の沙汰だ」と厳しく非難。。肩、肘を痛めかねない状況だっただけに「怪我がなくてホントよかった」との声も相次いだ。