北九州市中学生殺傷事件の犯人名乗る人物から脅迫文「長崎県内の小中学生狙う」大村市、長崎市、佐世保市届く
長崎県大村市は、市の問い合わせフォームに福岡県北九州市で起きた中学生2人の殺傷事件の犯人を名乗る人物から、「長崎県内の小中学生を狙う」との趣旨の書き込みがあったことを明らかにしました。
大村市によりますと脅迫の書き込みは匿名で、17日午後11時過ぎ市の問い合わせフォームから送られてきており「マクドナルドで中学生2人を刺したのは自分で現在長崎県にいる」「12月20日までに登下校時間を狙って長崎県内の小中学生を1人でも多く包丁で刺す」などと書き込まれているということです。
市は18日午前、大村警察署に通報するとともに、市内小中学校、高等学校等に情報を提供しました。
大村市と警察では18日午後の下校時間に合わせパトロールを強化する予定です。警察では悪質ないたずらの可能性があるとみて慎重に見守る方針です。
また同様の脅迫が長崎市と佐世保市にも届いていたことが分かりました。
長崎市にはメールで12月17日23時20分に届き、18日に長崎署に連絡したということです。市教育委員会が、小中学校全102校に安全指導を呼びかける文章を送ったということです。
佐世保市には、投稿フォームから17日23時過ぎに届いており、18日に佐世保署に連絡したということです。佐世保市が市内の小中学校などに登下校の安全指導や、注意喚起を呼びかけているほか、佐世保署では登下校の時間帯に合わせパトロールを強化するとしています。
長崎市、佐世保市ともに、警察の「信憑性が低い」との判断を受け、特段の対応はとらない方針だということです。