餅をつまらせ窒息、高齢者死亡も 国民生活センターが年末年始前に注意喚起
高齢者が餅をのどに詰まらせ亡くなる事案が発生したとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
国民生活センターの12日の発表によりますと、80代の人が自宅で餅を食べていたところ、のどに詰まらせ数分で意識を失い、駆け付けた救急隊により餅は取り除かれたものの亡くなったということです。
また、別の80代の人は朝食に食べた餅がのどに詰まり、家族が口の中から取り出すまで一時意識不明の状態になったということです。
国民生活センターでは、高齢になるとかむ力や飲み込む力が弱くなるため、特に餅を食べる機会が増える年末年始は注意するよう呼びかけています。
何に注意すればいい?
・餅を食べやすい大きさに小さく切る
・あらかじめお茶や汁物を飲んでのどを潤す
・ゆっくりとよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む
・高齢者と一緒に食事をする際は、少しずつ口に入れているか、しっかりかんでいるかなど食事の様子に注意を払い、見守る