八田與一容疑者に関する情報提供 2024年12月末までで計8617件 関東が最多3000件超 大分
2022年に大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件で重要指名手配となっている八田與一容疑者について、最新の情報提供件数が1月6日発表されました。2024年12月末時点であわせて8617件となっています。
この事件は2022年6月、大分県別府市野口原の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が軽乗用車に追突され死傷したものです。警察庁は2023年9月、現場から逃走した八田與一容疑者を道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配に指定。道路交通法違反での指定は全国で初めてでした。
八田與一容疑者に関して、大分県警は6日、2024年12月末までにあわせて8617件の情報が寄せられたと発表しました。11月末からの1か月間で新たに250件の情報が寄せられています。
このうち、「似た男を見た」などの目撃情報は8092件となっていて、内訳は大分県内が539件、県外が6795件、インターネットなどが758件。
また、大分県外の目撃情報の内訳は関東が3070件、その他の地域が1625件、近畿が1042件、九州が1058件となっています。
なお、重要指名手配となって以降の2023年9月15日から2024年12月末までの情報提供が7138件と全体の8割以上を占めています。
情報提供につなげようと、県警は2024年6月、八田容疑者の現在の風貌を想像して描いた6枚の似顔絵を公開。さらに2024年8月には「八田與一よ、隠れるな。今すぐ出頭するんだ」などと呼びかける動画を公開しました。
また、2024年10月末までだった捜査特別報奨金(上限300万円)の期限は1年間の延長され、引き続き、有力な情報提供には遺族などによる私的懸賞金(上限500万円)とあわせ、最大800万円が支払われます。