闇カジノ開設で中国アイドルSNH48の元メンバー21歳が有罪 「こんな若さで…」と驚きの声も
中国の人気アイドルグループ「SNH48」の元メンバー、呂相宜(ルー・シャンイー)被告(21)が闇カジノを運営したとして、上海市長寧区人民法院は26日、賭博罪で懲役10月、執行猶予1年、罰金1万元(約21万3000円)の判決を言い渡した。複数の中国メディアが報じた。
呂被告は昨年4月にSNH48を脱退し、同年6月に上海市長寧区に闇カジノを開設した。
SNS「ウィチャット」を通じて、客をテキサスホールデムポーカーのギャンブルに勧誘し、プレー料金を請求した。同年8月、公安当局に逮捕された。
逮捕後、呂被告は「カネもうけのためにポーカーをやっただけだった。法的認識の欠如が問題を引き起こした」と自白し、その内容が真実であったため、検察は軽い処罰を勧告した。呂被告は公判で、罪状、量刑勧告に異議を唱えず、自ら罪を認め、刑罰を受け入れ、宣誓供述書に署名。26日、執行猶予付きの有罪判決となった。
呂被告は2003年生まれの遼寧省大連出身。22年8月にSNH48の17期生となり、23年3月にSNH48チームXに昇格。24年4月にグループを脱退した。
SNH48は12年にAKB48の姉妹グループとして誕生したが、後に独立し、AKB48グループと無関係になった。一時は15のサブグループがあり、総メンバー数は200人を超えた。
21歳の元アイドルが闇カジノ運営という衝撃的なニュースに、SNS「微博」ではユーザーたちが「アイドルから犯罪者になるなんて」「こんな若さでカジノをオープンできるなんてすごい」などのコメントが寄せられている。